学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(13日午後1時5分スタート、島根・出雲市=6区間45・1キロ)で2年ぶり6度目の王座奪還を目指す前回2位の駒大が12日、出雲市内の浜山公園陸上競技場で最終調整を行った。2区に配置された副主将の帰山侑大(4年)、3区の桑田駿介(2年)らは、トラックでキレのある走りを見せ、藤田敦史監督は「全員が役割を果たすことをしないと、勝つレースはできない。
この日、最長の最終6区に配置された主将の山川拓馬(4年)、4区の伊藤蒼唯(4年)はコース下見。前回3区2位と力走した山川は今年、主将としてさらに強さを増した。夏合宿では積極的にチームを引っ張って足を磨き「パーフェクトに来ている。楽しみにしています」と藤田監督。夏前はけがもあった伊藤についても「戦える状態に来ている」と期待を寄せた。
今回、エースの佐藤圭汰(4年)がエントリーしていない中でも、王座奪還できる布陣はそろっている。藤田監督は「それぞれが、それぞれの考えの下で一生懸命やってくれた」と3大駅伝開幕戦へ、チーム一丸で挑む。
出雲駅伝は6区間45・1キロ。2時間少々で勝負が決するスピード駅伝。昨季の王者で全日本大学駅伝2冠の国学院大、昨季の3大駅伝すべて2位と安定した強さを持つ駒大、箱根駅伝王者の青学大、スピードランナーがそろう中大、伝統校の早大、駅伝巧者の創価大、帝京大が激しい優勝争いを繰り広げることになりそうだ。
レース当日の13日午前9時~午前9時20分の間にメンバー変更が可能。
駒大の出雲駅伝区間登録メンバーは以下の通り。
▽1区 (8・0キロ)谷中 晴(2年)
▽2区 (5・8キロ)帰山 侑大(4年)
▽3区 (8・5キロ)桑田 駿介(2年)
▽4区 (6・2キロ)伊藤 蒼唯(4年)
▽5区 (6・4キロ)島子 公佑(3年)
▽6区(10・2キロ)山川 拓馬(4年)
▽補欠 安原 海晴(3年)
▽補欠 菅谷 希弥(2年)