◆2025 JERA クライマックスシリーズ セ・ファーストステージ 第2戦 DeNA―巨人(12日・横浜)

 巨人の大勢投手が、イニング途中からマウンドへ上がり、回をまたいで1回15球、無安打無失点だった。

 5―5の7回。

5番手・中川が先頭・石上を空振り三振。8番・林には粘られながら20球目で四球を与えた。ここで阿部監督がマウンドへ。大勢に交代を決断した。

 1死一塁から代打・松尾を迎えた。ここで松尾への1球目で一塁走者・林が二塁へ盗塁。岸田が盗塁阻止を試みるも判定はセーフ。リクエストでリプレー検証の末、アウトをもぎ取った。松尾は156キロ直球で遊ゴロに仕留めた。

 大勢は同点のまま迎えた8回も続投。1番・蝦名への4球目が暴投となり、振り逃げ。さらに、2番・桑原の打席で大勢が投げた一塁へのけん制が大きくそれて、その隙に二塁へ進まれた。

さらに1死二塁から桑原には送りバントを決められた。

 1死三塁の大ピンチで打席には3番・佐野。3ボール1ストライクとしたところで申告敬遠。1死一、三塁で4番・筒香を迎えるところで阿部監督がマウンドへ。マルティネスを投入。その後をマルティネスが無失点に抑えてピンチを切り抜けた。

 大勢はルーキーイヤーから昨年まで担ってきた守護神の座をマルティネスに託して、今季は主に8回に登板。62試合に登板して8勝4敗、防御率2・11で球団新記録の46ホールド、54ホールドポイントをマーク。最優秀中継ぎのタイトルを獲得となった。

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