◆第21回全日本女子硬式野球選手権第2日(12日、坊っちゃんスタジアムほか)
女子野球日本一を争う全日本選手権の1、2回戦が行われ、埼玉西武ライオンズレディースが2回戦でZENKO(埼玉)にサヨナラ負けした。前日に阪神タイガースWomenが初戦敗退しており、NPB傘下の女子チームが相次いで序盤で脱落することに。
関東のヴィーナスリーグで最後まで優勝を争ったライオンズレディースとZENKO。ライオンズレディースは初回に3点を失ったが、3回に打者一巡の猛攻で5点と逆転。その裏に同点に追いつかれると4回に1点、再度追いつかれる試合運びで、6―6と同点のまま最終7回を迎えた。2死一、三塁、ZENKOの前川瑠那がライオンズレディースのエース・里綾実から中前に運ぶ適時打。「手の内を知り尽くしている相手で、力は互角。里はコントロールが良いのでむしろ狙いやすかった。ミスした方が負けるなと思っていた」と敵将の中島梨紗監督が振りかえる、壮絶な試合を落とした。
一方、巨人女子チームは尚美学園大(埼玉)と対戦。2回に1点先制すると、3回に東ここあ、長田朱也香の適時打などで一挙5点。その後も点を加えて前日に続いてコールド勝ちした。宮本和知監督は、調子を落としていた選手がこの大会に合わせて来ているとして「今年の集大成ですから、これまでやってきたことを出そうと。