日本テレビ系朝の情報番組「ZIP!」(月~金、午前5時50分)は13日、公明党が自民党との連立離脱を報じた。

 公明党は10日、自民党との連立枠組みから離脱すると明らかに。

高市新総裁選出を受けた連立協議を巡り、企業・団体献金の規制強化や派閥裏金事件の真相解明を求めたが、溝は埋まらず、自民の不信払拭に向けた努力が不十分と判断した。政策ごとの協力は継続し、選挙協力は人物本位とする方向だ。公明は1999年10月に自民、自由両党連立政権に参加。自公が下野していた時期を除き、22年以上の連立の歴史が幕を下ろした。

 番組には同局の政治部記者が生出演。今回の公明党の連立離脱について「かなり大きな決断だった」と語った。

 また高市早苗新総裁の誕生を受け「離脱というのは公明党の中では既定路線だった可能性があります」とコメント。「斉藤(鉄夫)代表は否定しているのですが、公明党を取材すると高市さんが総裁でなければ公明党の離脱はなかったという声が聞こえてきます。ですので高市さんが総裁となった時点で連立離脱はありきの議論だった可能性があると見ています」と続けた。

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