◆テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン女子第1日(13日、大阪・モリタテニスセンターうつぼ)
シングルス1回戦で4大大会4度の優勝を誇る世界ランキング16位の大坂なおみ(フリー)が、ジュニア世界女王に快勝発進だ。8日にプロに転向したばかりで、この試合がプロデビュー戦になるジュニア世界女王の園部八奏(IMG)に6-0、6-4の1時間16分で快勝し、2回戦では同57位のスーザン・ラメンス(オランダ)-同46位のエミリアナ・アランゴ(コロンビア)の勝者と対戦する。
大坂は「相手のことをよく知らなかったので、何が何だか分からなかった。でもそれをうまく修正できて勝ててうれしい」と、喜んだ。この大阪で生まれた大坂は、16日で28歳になる。「今週は私の誕生日(16日)がある。応援してね」と、勝利で3日早い自身へのプレゼントとなった。
いきなり元世界女王が、6ゲーム連取で、世界の力を見せつけた。園部は、硬くなったのか、大坂のショットにラリーが続かず。持ち味の思い切りのいいショットが影を潜め、大坂がポイントを積み重ねていった。
第2セットに入ると、園部が奮闘だ。ようやく得意のフォアハンドの強打やサーブでポイントを奪える形ができた。大坂は、それでもフォアハンドの球の回転量や弾道を変えたり、異なるプレーを試す余裕を見せ、園部に手厳しいレッスンでストレート勝ちだ。
実は、練習で、園部が隣のコートだった。