◆ボーイズリーグ第13回秋季北海道選手権最終日 ▽決勝 旭川大雪ボーイズ11―1苫小牧ボーイズ(13日、札幌・モエレ沼公園野球場)
秋季北海道選手権の決勝が13日に行われ、旭川大雪ボーイズが、4年連続9度目の優勝を飾った。
苫小牧ボーイズとの決勝は1回、二瓶結登主将(東川中2年)の右適時二塁打を皮切りに、3回までに11得点。
今年8月のジャイアンツカップで初の準優勝に輝いた。北海道勢の最高タイとなる成績を残した3年生が抜け、現チーム最初の公式戦となった9月のドリスポカップ争奪秋季北海道大会は3位。ジャイアンツカップの決勝でマウンドに立った神元朔(旭川緑が丘中2年)は「全大会で優勝を狙ってたので。悔しかった」と1か月前の敗戦を思い返した。
先輩たちが強みとしていた「コミュニケーション」が不足していることを再確認した。「最初はそれぞれに考えが違っていて。会話も少なく、野手の間にフライが落ちたりしていたので。そこからしっかりやろうと言ってきた」と神元。改善が実を結んでの優勝に、二瓶主将は「連携面などは成長した」と進化を強調した。
来年3月26日に東京・大田区で開幕する、日本少年野球春季全国大会への出場権を手にした。新チーム発足時、選手全員で決めた目標は「全国制覇」。まだ達成していない夢の実現へ、全国舞台までの5か月余り、心技体とも向上を図っていく。