大阪・関西万博が13日、閉幕した。会場は午後10時に閉場がアナウンスされたが、一部のパビリオンは夜を通しての“後夜祭”を開催。
大阪メトロ夢洲駅の終電は深夜0時20分。その時間を過ぎても、夜更けの人工島に重低音が響いた。若い男女が集うのは同じだが、ブラジル館は外国人中心、イタリア館は日本中心という客層。チェコ館など多くの海外パビリオンでパーティーが開催され、シグネチャーパビリオンの「いのちの遊び場クラゲ館」でも飲食物を持ち込んだ人々でにぎわっていた。
イタリア館は屋外広場でDJブースを設置。日本人とイタリア人のDJによるパフォーマンスで大盛り上がりだった。ワイングラスを片手に跳びはねるように踊っていた日本人男性は「あした仕事なんですけど、せっかくなんで朝まで遊びま~す」と声を張り上げていた。
一方、午後10時を過ぎると略帽をかぶった私服警官が場内を巡回し、屋外で酒盛りをする入場客らに退場を促していた。