◆米大リーグ ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ブルージェイズ3―10マリナーズ(13日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター)
ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦は13日(日本時間14日)、マリナーズが一発攻勢で勝利し、敵地で連勝スタートを切った。第3戦は移動日を挟んで15日(日本時間16日)にマリナーズの本拠Tモバイルパークで行われる。
両軍が序盤から点を奪い合う展開となった。前日の初戦を制したマリナーズは初回、1番アロザレーナが死球、ローリーが四球で走者をためると、3番のロドリゲスが左翼ポール際に先制3ランを放った。イチロー氏に師事する主軸が、連勝へ向け、大きな一打を放った。
ブルージェイズはその裏、ルークスとカークの適時打で2点を返し、2回も再びルークスに適時打が生まれ、同点とされた。
だがマリナーズは5回、1死一、二塁でポランコが右中間へ3ランを放って勝ち越し。6回にはクロフォードの適時打、7回にはブ軍の地元出身のネーラーが1号2ランを放って9―3と突き放すと、なお1死満塁でクロフォードが犠飛で10点目を奪い、リードを広げた。
先発ギルバートは3回5安打3失点(自責2)。早めの継投で4回にバザルドを投入し、バルガス、ハンコックがそれぞれ2回ずつロングリリーフ。4回以降をわずか1安打に封じた。
ブルージェイズはア・リーグ勝率全体1位、マリナーズは同2位。ワールドシリーズ進出が決まると、マリナーズが史上初、ブルージェイズは32年ぶりになる。