新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級新王者となったKONOSUKE TAKESHITAが14日、都内の新日本プロレス事務所で一夜明け会見を行った。

 今年の「G1クライマックス」覇者のTAKESHITAは、13日の両国国技館大会でザック・セイバーJrを壮絶な激闘で破り、初挑戦で奪取する偉業を達成した。

 一夜明けた新王者は、子供の頃にプロレスにあこがれてきてから「28年。めぐりめぐってIWGPのベルトが自分のところにある。プロレスラーになるための宿命を感じる」と感慨に浸り、「ベルトを取った喜び…それをすぐに追い越そうとするのがプレッシャー。これからさらに大きくなってくるだろう。でも俺は負けない」と誓い「TAKESHITAしか見せられないIWGPの戦い。TAKESHITAのIWGPを作る。それが俺がチャンピオンになった使命。規格外の戦いを見せることを約束します」と決意した。

 両国の試合後に元王者の後藤洋央紀が挑戦を表明。この日、新日本プロレスは11・2岐阜メモリアルセンターで愛ドーム大会で後藤と初防衛戦を行うことを発表した。自身はDDT、AEW、新日本プロレスと3団体と契約するなど破格の道を歩んでいる。それだけに後藤を「一番保守的な男。

革命家を気取っているだけやから」と断じ「後藤革命?笑わせんじゃない。革命を起こすチャンス今まで何度もあっただろ?それをやってこなかった男が革命を語るんじゃない」と切り捨てた。

 一方で「G1」に続き新日本プロレスの最高峰を極めたことで、これまでほとんど参戦してこなかった地方シリーズについて「僕は呼ばれたら来るスタンス。3団体の交渉の場がきっとあるはずなんで、そこが動けば地方巡業に参加することは可能だと思う」と明かした。

 その上で「ただ、キング・オブ・プロレスリングを名乗るからには、日本の隅々まで回れるのもいいでしょう…でも世界の隅々まで回る。世界中の人にこのベルトの価値を見せることができる選手は逆に他にいない。僕がチャンピオンの間はそれを起こしたい。そこに価値がある。そこに僕がチャンピオンになった意味がある。人ができないことをする。それが僕の考えです。このベルトを見たいけど見れない人たちは世界中にいる。

それは僕にしかできない」と訴えていた。

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