秋華賞が行われる10月19日の京都競馬場の芝コースは、高速決着が目立った先週ほど時計は速くないが、引き続き良好な馬場状態を保っている。

 5R・2歳新馬(芝2000メートル)では、G1と同舞台でレースが行われ、勝ったのはヴァロンブローサ(牡2歳、栗東・池添学厩舎、父コントレイル)。

4番枠から出ムチを入れてハナへ。直線半ばで一度は後続にのみ込まれかけたが、伸び返して1馬身差で逃げ粘った。勝ち時計は2分2秒1だった。

 午前中にも芝で2レースが行われ、勝ち馬の4コーナー通過順は2R・2歳未勝利(芝1800メートル)が2番手、4R・2歳新馬(芝1400メートル)が先頭だった。直線も前日の雨の影響もなく、内寄りがまだ走りやすい馬場状態で、2着馬も前、前で運んだ馬。引き続き逃げ、先行が有利なコンディションだ。

 トラックバイアスからは、陣営がハナを示唆している6番枠のケリフレッドアスク、最内1番枠からロスなく立ち回れそうなダノンファンタジーなどが不気味に映る。

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