◆第86回菊花賞・G1(10月26日、京都・芝3000メートル)=21日、栗東トレセン
ミラージュナイト(牡3歳、栗東・辻野泰之厩舎、父バゴ)は坂路をゆったりとキャンターで駆け上がった。調整程度の動きでも前肢を力強く運び、その走りは重厚感を感じさせた。
1週前はCWコースで藤岡佑介騎手を背に、ジャズ(4歳1勝クラス)の内を3馬身追走。6ハロンは83秒0と水準の時計だが、ラスト2ハロンは11秒5―11秒1と抜群の伸びを披露。以前よりも首を連動させたフォームで1馬身半先着した。
成長曲線が緩やかなこともあり、G1で初の重賞挑戦だ。2014年のエリザベス女王杯を制した母のラキシスも担当した瀧川厩務員は「順調だよ。(馬体は)春先よりはだいぶいい。まだ緩いけど、状態はかなりいいよ」と仕上がりを評価した。