巨人・岡本和真内野手がポスティングシステムによるメジャー移籍を目指すことが決まった。今オフの移籍を球団が容認した理由に迫った。
巨人は岡本のポスティングによるメジャー挑戦を容認した。快諾した背景には長年の活躍を認め、夢を後押ししたい思いがあった。
吉村編成本部長は「日頃からの彼との話し合いの中で、最後はMLBに挑戦したいと話していた。バックアップしながら、背中を押してあげたい気持ちがあった」と理由を説明した。
順調にいけば26年中に海外FA権を取得見込み。だがFAで海を渡るより、1年でも早く挑戦させてあげたいとの思いは球団の総意だった。「岡本くんの抜けた穴を埋めるのは大変ですけど、彼がアメリカで活躍しながら日本のジャイアンツを見守って喜んでくれるようにチーム作りしていく」とのコメントに寛大な姿勢が表れていた。
ポスティングによるメジャー挑戦を認めるのは19年オフの山口俊、20年オフの菅野(最終的に契約が成立せず残留)に次ぎ巨人では3例目。だが、山口俊の場合はFAで獲得する際の契約事項に含まれていたことが明かされ、菅野の場合もドラフト時に1年浪人した点を考慮したと当時の球団は説明していた。
今回の岡本はそのような事情がない。かつては球団として同制度は認めずメジャーは海外FAで挑戦させるとの方針を貫いていた時代もあったが、そのような考え方が柔軟に変化している証しとも言える。
何よりも伝統球団の4番として通算248本塁打の貢献度を高く評価し敬意を示した。
◆ポスティングシステム NPBの選手が海外FA権取得前にMLBに移籍する制度。所属する日本球団が容認した場合、NPBが球団からの申請を受理してMLBに伝え、メジャー全30球団に通知された翌日から交渉が可能。申請手続き期間は11月1日から12月15日まで。契約総額に応じてMLB球団から、所属の日本球団へ譲渡金が支払われる。25歳未満の場合はマイナー契約しか結べず、契約金などの総額が制限される。
◆ポスティングの譲渡金 メジャー契約の場合、保証額のうち2500万ドルまでの部分の20%、2500万ドルを超えて5000万ドルまでの部分の17・5%、5000万ドルを超えた額の15%の合計となる。契約期間内に獲得した出来高払いの額からは15%が追加で支払われる。マイナー契約の場合、譲渡金は契約金の25%。










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