◆2025年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(23日)

 広島が最速152キロ右腕の亜大・斎藤汰直(たいち、4年=武庫荘総合)を2位で指名した。

 東京・武蔵野市の亜大キャンパスの大教室でチームメイト、一般学生とドラフト会議の中堅を見守った斎藤は、指名が決まると仲間の「タイチ」コールで祝福され、笑顔を浮かべて喜んだ。

会見では「自分の名前が本当に呼ばれてホッとした気持ちと悔しい思いもあります」と心情を明かした。

 広島の印象については「ファンの方が温かくて地元愛が強い球団だと思います。赤いユニホームを来た大勢のファンの前で試合ができる。新井監督は阪神時代にテレビで見ていて本当に熱い方だと思います」と語った。

 最速152キロを誇る右腕は今秋リーグ戦で1勝どまりとはいえ、3試合に完投。21日の青学大戦では9回で131球を投げて被安打2、11奪三振の力投をみせていた。「ストレートとフォークボールのコンビネーションで三振を多く取って先発完投できるピッチャーだと思います。世代を代表できる投手になれるように頑張ります」と誓った。

 

◆斎藤 汰直(さいとう・たいち)2003年12月7日、兵庫県生まれ、21歳。小浜小1年で野球を始め、宝塚中では軟式野球部に所属。武庫荘総合では2年秋からエースを務め、亜大では1年春からベンチ入り。今秋リーグ戦は8試合に登板して1勝4敗、防御率1・34。

大学通算成績は45試合9勝15敗、防御率2・01。183センチ、90キロ。右投右打。あこがれの選手はドジャース大谷翔平。座右の銘は「百錬成鋼」

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