◆2025年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(23日)
ソフトバンクがドラフト1位で米スタンフォード大・佐々木麟太郎内野手(20)をサプライズ指名した。DeNAとの競合となったが、城島健司チーフ・ベースボールオフィサー(CBO、49)が残り福で交渉権獲得のクジを引き当てた。
サプライズ指名の麟太郎の交渉権を引き当てた。DeNAとの競合は予想外だったが、今年1月に就任してドラフト会議デビューの城島CBOが勝負強さを発揮。「マージャン屋の息子でたくさんの牌(はい)をツモってきました。本当に、いい当たり牌が残っていました」と満面の笑みを浮かべた。
2位指名のウェーバー順が12球団で最後。他球団以上に入団拒否のリスクは高くなるが、指名の理由は単純明快だ。例年、ソフトバンクの基本的なドラフト方針は、補強ポイントや他球団の出方に左右されず、スカウトが最も高い評価を与えた選手を1位で指名すること。スタンフォード大でのプレーも現地でスカウトが入念にチェック。
麟太郎はもともとメジャー志向が強く、文武両道の学生生活を送っている。来年7月に開催が見込まれるMLBのドラフト対象にもなっている。入団交渉はシーズン終了後に解禁となるため、最短でスタンフォード大が所属するアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)のリーグ戦が終了する来年5月に始まり、7月末までの期間となる。ホークスが入団合意にこぎつけるには簡単な道のりではないが、できる範囲の行動を開始する。
交渉権獲得後には早速、王会長が国際電話で本人とのコンタクトに成功した。現地時間の深夜1時30分頃だったが「すごく喜んでくれて。こっちもうれしかったね。本人も『ありがとうございます』と言ってくれてね。ホークスに来ることになったら、一緒に高い目標を持って頑張ろうと伝えました」と、好感触を得た会話の内容を明かした。「彼の魅力は何と言っても長打力。長打力というのは先天的なもので、後からなかなか身につくものじゃない。
スケールの大きさは誰もが認めるところ。近日中にも父で花巻東の洋監督のもとを訪れ、来月には米国で麟太郎本人と会う予定の城島CBOは「ウチには王会長という世界のホームランアーチストがいる。彼にはその(プロ野球記録歴代最多本塁打)868本の会長が見ていない(その先の)景色を見てほしい」。世界の王とのタッグが実現すれば、夢は無限大だ。(島尾 浩一郎)
〇…ソフトバンク・永井編成本部長が入念な「麟太郎調査」に胸を張った。「調査に関しては12球団で一番した自負がある。何度もアメリカに行ってリーグ戦も見させてもらいましたし、いろんなところから情報を集めて、彼の人となり、性格も調査しました」と説明。今後の入団交渉については「大学で来年のシーズンもやりたいと聞いている。そうなるとリーグ戦が終わった後、恐らくMLBのドラフト(7月中旬)も待つと思うので、その後」と、7月31日までのわずかな期間となることを覚悟していた。










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