◆米大リーグ ワールドシリーズ第2戦 ブルージェイズ1―5ドジャース(25日、カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャーズセンター)
ドジャース・山本由伸投手(27)が25日(日本時間26日)、ワールドシリーズ(WS)第2戦の敵地・ブルージェイズ戦に先発し、2試合連続の完投勝利を挙げた。105球で4安打1失点、1死球8奪三振。
現代野球では難易度の高い完投を2試合連続で成し遂げ「やっぱりチームの戦力になれたという実感がすごくするので。そこはやっぱりすごくうれしいです」と笑顔。ド軍の選手がWSで完投したのは1988年のO・ハーシュハイザー以来37年ぶりだった。米記者からS・コーファックスを含めてレジェンドに肩を並べたことについて質問されると「とにかくうれしく思います。あのー、(何と言えばいいか)分かんないですけど(笑)」と“正直”な感想で会見場は笑いに包まれた。
1点の援護をもらった直後の初回。1番スプリンガーに左翼線二塁打、2番ルークスに左前打を許していきなり無死一、三塁のピンチを招いたが、3番ゲレロからカーブで空振り三振を奪うなど無失点で立ち上がった。2回は先頭のクレメントをマウンド付近への力ない飛球に打ち取ったかに見えたが、一塁フリーマンが落球(記録は内野安打)。まさかの形で走者を許したが、前日に代打満塁本塁打の7番バージャーを見逃し三振に斬るなど冷静だった。
1点リードの3回。先頭のスプリンガーへの死球で3イニング連続で先頭打者を塁に出すと、1死からゲレロに左翼フェンス直撃の単打を浴びて一、三塁とされ、4番カークに同点の中犠飛を打たれた。
5年連続2ケタ勝利の相手エース・ガウスマンとの投手戦が続く中、6回もゲレロを二ゴロに仕留めるなど3人で料理。スミス、マンシーの2発で勝ち越した直後の7回も2死から代打ビシェットを遊ゴロに打ち取って14者連続アウトを奪った。4点リードに広がった8回は9番ヒメネス、スプリンガー、ルークスを圧巻の3者連続三振。前日11得点の強力打線を寄せ付けなかった。9回も3者凡退で試合終了。3回途中から20者連続アウトで締めた。
渡米2年目の今季は開幕投手を務め、30試合で12勝8敗、リーグ2位の防御率2・49、被打率1割8分3厘はメジャートップとエースの働きを見せた。開幕からチームでは唯一ローテを守り切り、9月6日(同7日)の敵地・オリオールズ戦では9回2死まで無安打無得点の快投。レギュラーシーズン最終登板となった同25日(同26日)の敵地・Dバックス戦では日本人史上7人目のシーズン200奪三振にも到達した。
PSに入っても安定感は変わらず、リーグ優勝決定シリーズ第2戦の敵地・ブルワーズ戦では先頭打者弾を浴びながら9回3安打1失点でメジャー初の完投勝利。










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