◆第172回天皇賞・秋・G1(10月26日、東京・芝2000メートル)

 ベテラン・中野達哉記者が「超ブル診断」データ編で、注目した馬は…。

 過去10年の1番人気は【7・1・0・2】。

残る勝ち馬3頭も2、3番人気とあれば、本命党の出番だが、単勝オッズ10倍以上も2着6度、3着7度。ヒモ穴狙いが妥当か。

 本来頼りになるのは前走G1組で過去10年で7勝。前走1番人気【6・2・2・1】なら信頼度は相当(残る1勝は2番人気)だが、今年の国内G1組では該当なし。前走G1で3番人気以下の【0・2・1・16】は強く推せず、タスティエーラも前走海外【0・0・0・6】では…。

 今年は3歳馬に注目。再開放された1987年以降、同年クラシック連対馬で1~3番人気に推されれば【3・1・2・1】。皐月賞馬ミュージアムマイル、日本ダービー2着マスカレードボールは上位人気必至だが、前走G13番人気の後者より、前走がG2のセントライト記念で1番人気1着だったミュージアムマイルが軸馬に適している。同レースで1番人気に応えて臨んだ12年フェノーメノ(2着)、14年イスラボニータ(3着)はともに馬券対象になっている。

 穴馬は血統面から。過去10年で単勝10倍以上で馬券に絡んだ12頭(1頭は重複)のうち10頭がノーザンダンサーのクロスを持っており、17年以降は全て該当。今年は4頭登録しており、穴候補はジャスティンパレスとエコロヴァルツ。

前者は過去2年〈2〉〈4〉着の実績、後者は中京記念からの臨戦だが、今年は別定戦に切り替わっており、前走G3以下【0・0・0・13】のデータはうのみにできない。

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