日本ハムの五十幡亮汰外野手(26)は2日、来年3月に開催されるWBCでの侍ジャパン入りに意欲を見せた。15、16日の韓国戦(東京D)で侍ジャパンに参戦。

足のスペシャリストとしてソフトバンク・周東と比較されることは自覚しながらも、走攻守で足を生かした自身のスタイルで勝負する。6日から宮崎で始まる強化合宿では、侍たちの技術を見て学び、成長につなげていく。

 打撃練習を終えると、五十幡は入念にバント練習を繰り返した。秋季キャンプ3日目。まだ実戦の機会を残すが「小技が求められるタイプ。絶対にこのチームでは必要になってくるチーム打撃。来シーズンにつなげるために取り組んでいました」と丁寧に確認した。

 15、16日の韓国戦(東京D)に招集され、6日からは強化合宿に参加する。来春のWBCについて「野球をやっている以上は、上を目指してやっていかないといけない。せっかく11月の試合に選んでいただいたからには、(WBCに)出たい気持ちもありますし、選んでもらえるアピール、その中で自分らしくやっていけたら」と意気込んだ。

 持ち味はもちろん自慢の快足。侍で足のスペシャリストと言えば、ソフトバンク・周東が挙がるが「比べられるのは事実ですけど、自分らしくできればと思うようにしている。

意識せざるを得ない選手になれるように」。今季は自己最多の25盗塁。磨いてきた技術に広い守備範囲、足を生かした総合力で代表定着を狙う。

 打撃を始め課題も多いが、代表合流に向けて「いろんな選手を練習のときから観察して、いい勉強ができれば」と貪欲な姿勢を見せた五十幡。持ち味を信じ、まずは今の自分を最大限表現する。(山口 泰史)

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