◆第61回京王杯2歳S・G2(11月8日、東京・芝1400メートル)=11月4日、美浦トレセン

 母系にG1ホース、重賞ウィナーがズラリと並ぶ血統馬のシュペルリング(牡2歳、美浦・嘉藤貴行厩舎、父シスキン)が2戦目での重賞取りに挑む。

 祖母のハルーワソングは産駒に3連勝でラジオNIKKEI賞(11年)を制したフレールジャックに、重賞2勝馬のマーティンボロを送り出す。

さらに一族からはシュヴァルグラン(17年ジャパンC)や、ヴィブロス(16年秋華賞、17年ドバイ・ターフ)などのG1馬がおり、母系は活力にあふれる。嘉藤調教師は「血の後押しもあると思うので、そういう面では心強い」と力を込める。

 東京の芝マイルでのデビュー戦は先団できっちり折り合うと、抜け出してからも最後までしっかり脚を使うセンスの高さをうかがわせた。「調教は動いていたので、期待はしていました。ジョッキーもうまく乗ってくれたし、最後はよく頑張ってくれた」とトレーナー。前走から1ハロンの短縮となるが「マイルよりは好転しそうで、1400メートルはいいと思う」。期待の良血が連勝を決め、世代の主役候補に躍り出る。

編集部おすすめ