◆第50回エリザベス女王杯・G1(11月16日、京都競馬場・芝2200メートル)

 オーロラエックス(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父サトノダイヤモンド)は昨春の段階から杉山晴調教師を始め、陣営から高い評価を聞いていた存在。ここ2走、連勝している走りこそ本来の姿だろう。

「ポジションを取りにいかず、出たなりでリズムよく運び、脚を使うのがいいんじゃないですかね」とトレーナーは冷静に分析する。

 注目すべきは今回と同じ京都外回りの成績。芝1800メートルでは2戦2勝で、今回と同じ芝2200メートルでは1戦1勝。3戦3勝で勝率10割を誇る。直線手前の坂の下りで加速を利かせられるかが、大きなポイントとなる舞台。この実績は十分強みになる数字で、決して侮れない存在とみている。(山本 武志)

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