◆明治安田Jリーグ▽第36節 G大阪1―1神戸(9日・パナソニックスタジアム吹田)

 3連覇への望みが絶たれた。試合前時点で神戸と首位・鹿島の勝ち点差は8。

引き分け以下が許されない状況だった。後半44分にはMF佐々木の得点で反撃に転じる。攻勢は強めたが、同点止まりで長い笛が鳴った。優勝の可能性が消滅し、FW大迫は「悔しさはもちろんあるし、責任もすごく感じる」と言葉を並べた。

 今季は26日間で8試合を行う超過密日程から開幕した。負傷者も続出し、開幕4戦未勝利。苦しい台所事情、2連覇中で大いに対策も受けながら勝ち点を積んできた。それでも、2007~09年の鹿島以来史上2チーム目の3連覇には届かなかった。吉田孝行監督(48)も「積み重ねの結果。言い訳するつもりはないし、自分もクラブも選手も、成長しなきゃいけない」と、現実を受け止めた。

 今季はまだ天皇杯、ACLEなどタイトルに続く戦いが残っている。大迫は「最後までやりきることが使命。

先頭に立ってやりたい」と、最後までけん引する。(森口 登生)

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