西武は10日、今井達也投手の今オフのポスティングシステム利用によるメジャー移籍を容認したと発表した。この日、今井が埼玉・所沢市の球団施設を訪れ広池浩司球団本部長と面談した。

球団としては5日にメジャー挑戦が発表された高橋光成投手に続き、2人目のメジャー挑戦となる。

 今井は作新学院から16年ドラフト1位で西武に入団。プロ9年目の今季は24試合に登板して3年連続の2ケタ勝利となる10勝(5敗)を挙げ、防御率1・92の成績を残している。

  広池球団本部長は「今がそのときだと判断して、MLB挑戦を認めることにしました。本人の『アメリカで野球をしたい』という一貫した強い意志を受け止め、球団としてその思いを尊重する形を取りました。挑戦するからには、アメリカで元気に活躍する姿を見せて欲しいです。近年チームに大きな貢献をしてくれた選手ですので、今井が抜ける影響はありますが、若手の成長や編成面で戦力を整えて戦っていきます」とコメント。

 今井は「自分の要望を受け入れていただいたことに感謝しています。話し合いを重ねるなかで、さまざまなことを考慮し、また長い時間をかけて判断してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。これまで毎年、リーグ優勝や日本一を目指してプレーしてきましたが、その思いはチームが変わっても同じです。勝利にこだわり、チームの力になれるよう全力で投げていきます」などとコメントした。

編集部おすすめ