日本代表は10日、千葉県内で国際親善試合・ガーナ戦(11月14日・豊田ス)に向けたトレーニングを開始した。今回のメンバーは、センターFWを主戦場とする選手が、FW上田綺世、小川航基、町野修斗、そして初招集の20歳FW後藤啓介と4人呼ばれたことが一つの特徴。

この日は帰国直後で室内調整となった町野は「数字(ゴール)を残したいですし、今いい感覚を持ってこっち(代表)に来られたので、まずは与えられたチャンスでは積極的にゴールを目指したい」と話した。

 キールからボルシアMGへとステップアップした今季、町野は開幕から負傷の影響もあって調子が上がらず。しかしポカールの10月29日・カールスルーエ戦で初ゴールを決めると、11月1日のザンクトパウリ戦でリーグ戦初ゴールも決めた。それでも「まだ足りない。数字、数字です」とさらなるゴール数の積み上げを意識した。

 10月にブラジル代表に勝利した試合(3〇2)では、上田が決勝ゴールを挙げ、エースとしての地位を確立しつつある。町野は9、10月の親善試合に4試合連続で途中出場したが、ゴールはなし。それでも1トップ、2トップとバリエーションを増やしながら戦う森保ジャパンの中で、生き残る道は見えている。「僕はワントップでもツートップでも、周りに合わせられるのが1つ特徴でもあるかなと思っている」と語るように、前線での柔軟なプレーは武器だ。

 20歳FW後藤も競争に加わり「(後藤は)若いし、勢いもあると思うので、磋琢磨したい。FWが結果を残すのが強豪国だと思ってるんで、点取りたいです」とうなずいた町野。来年6月の北中米W杯に向けたメンバー生き残りの争いに向け、ゴールという結果を求めていた。

編集部おすすめ