大リーグのGM会議で、大手エージェント「ボラス・コーポレーション」のスコット・ボラス代理人が、メディアに応対した。西武からポスティング制度でメジャー移籍を目指す今井達也投手が19日(同20日)に、ポスティング申請手続きを行うと明かした。
日本からのポスティング勢では、村上宗隆内野手が、先手を打つ形で、米8日に申請した。村上の期限は、12月22日だ。続いて、今井が19日に交渉解禁となる。
なぜ、「11・19」なのか。ボラス代理人は言う。
「年末休暇を考慮してのものだ。12月31日や1月1日は、多くの球団のオフィスが閉まるので。(締め切り日の)2日に契約をファイナライズできる猶予をしっかり取りたかったから。そうすれば、万一、契約が長引いても、2日の始業に間に合う。実際に、そこまで長引くとい訳ではないけれど」と説明した。
ボラス代理人は振り返る。「菊池の例もあったしね」。2018年オフ。当時西武の菊池雄星投手が、ポスティングでマリナーズと契約合意に達したのは、大みそか。球団の正式発表は、締切日となっていた翌2019年1月2日だった。
正月三が日を祝う日本と違い、米国のホリデーシーズンはクリスマスから元日まで。2日には、企業も学校も始業する。フィジカルも含め、契約のファイナライズに、通常業務となる2日、東部時間午後5時までの猶予が、交渉事の”予防策”となる。
もう一つ、18日はクオリファイング・オファーの返答締め切り日だ。今年は1年2202万5000ドル(約34億円)。13人にオファーされ、投手では今永昇太(カブス)、バルデス(アストロズ)、シース(パドレス)、らがいる。このグループの動向が決まるのが、18日の東時間午後4時。
17日でもなく、20日でもなく、申請日は「19日」。その背景には、敏腕代理人の老練な”読み”がある。今井が、移籍先の希望としている「ビッグマーケット&ウィニング・チーム」との交渉のゴングのが鳴る。










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