パドレスは17日(日本時間18日)、K・ハート投手(32)と新たに1年契約を結んだことを発表した。来季年俸100万ドル(約1億5500万円)、27年は250万ドル(約3億8800万円)の球団オプションとなる。

 ハートは20年にレッドソックスでメジャーデビューしたが、4試合で防御率15・55に終わった。その後はマイナー球団を渡り歩き、24年から韓国球界に戦いの舞台を移すと、KBO(韓国プロ野球)のNCで同年に13勝をマーク。メジャーでのサイ・ヤング賞に相当するチェ・ドンウォン賞を獲得し、今季からパドレスに加入した“逆輸入左腕”だ。

 だが、今季は20試合(6先発)で3勝3敗、防御率5・86。9月には救援転向で存在感を示すも、パ軍は来季年俸500万ドル(約7億7600万円)の球団オプションを破棄してFAとなっていた。

 チームは右肘手術を受けたダルビッシュの来季全休が決まっており、シース、キングがFA。最大で主戦投手を3枚欠く状況になり得るだけに、先発投手の確保は最重要課題。西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す今井達也投手(27)争奪戦にも一番に名乗りを挙げている。

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