大阪府の吉村洋文知事が18日、定例会見に臨み、8日の中国の薛剣駐大阪総領事のX(旧ツイッター)への投稿に「中国総領事は謝罪するべき」と語った。薛領事は8日に自身のXで、高市早苗首相(64)の台湾有事を巡る国会答弁に対し「汚い首は斬ってやる」と投稿(現在は削除)し、物議を醸している。

 吉村知事は会見で「薛剣総領事のXでの発信、「汚い首を切ってやる」という発信は、これは外交官として、非常に不適切だと思います。この点について謝罪するべきだと私は思います。この、謝罪も、今もない中で、中国の総領事・薛剣総領事が主催する行事やイベントに、僕は大阪府知事として出席はしません」。さらには「現時点で出席する予定の、僕自身が出席する予定のものっていうのはありません。が、今後出てきたとしても、やはりあの発言というのは不適切だと思うし、謝罪もないという状態で、僕は政治家として知事として、この中国の総領事が主催するイベントやセレモニー、行事には参加はしません」と明言した。

 また、高市早苗首相の、台湾有事を巡る発言については「撤回の必要はない」とも述べた。 

 

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