今年の小倉牝馬S・G3を制したフェアエールング(牝5歳、美浦・和田正一郎厩舎、父ゴールドシップ)が、引退することが分かった。11月19日、ラフィアンターフマンクラブがホームページで発表した。

今後はビッグレッドグループで繁殖入りする予定。

 今年1月の第1回小倉牝馬Sは、シンティレーションと1着同着で初代女王となり重賞初制覇。その後は福島牝馬S2着、クイーンS3着と牝馬限定重賞で活躍した。16日のエリザベス女王杯(9着)がラストランになった。通算成績は21戦5勝。

 和田正一郎調教師「エリザベス女王杯は消化不良の競馬ではありましたが、余力のあるうちに繁殖入りさせたかったです。ビッグレッドさんの貴重な血統で重賞ウィナーということで、いい子を出してくれれば。元気な状態で牧場に帰せます。寂しい気持ちもありますが、これだけ頑張ってくれてありがたかったです。昨年の福島記念から着を外さず、いい競馬をしてくれていました。子どももぜひやらせていただければと思っています。(ビッグレッドの)社長から『いい子から出たら』と言っていただけたし、ありがたく思っています」

編集部おすすめ