巨人・萩尾匡也外野手(24)が20日、“誠也級ボディー”をつくり上げて、打ち勝つ決意を示した。今季は左太ももの肉離れの影響もあり、出場数はプロ入り後最少の9試合。

勝負の来季4年目へ「とにかく打たないと試合に出続けられない。打撃でパワーアップしたい。モデルチェンジする」と悲壮な覚悟を口にした。

 逆襲のカギは肉体強化にある。「パワーがつけば逆に速い球もついていけるし、フィジカル的に成長しないとなかなか変わったと言いにくい」。シーズン中からすでに改造に着手。今季は体重86キロでスタートし、日々のトレーニングで現在は93キロまで増量した。今オフは体重95キロを目標にして、さらに仕上げる。

 お手本にするのは今季、メジャーで32本塁打、103打点のカブス鈴木誠也外野手(31)の広島時代の体形。渡米前の鈴木は体重95~99キロで、「身長も同じくらいですし、参考にしてます」と明かす。同じ右打者であり「低い、強い打球でバコンとホームランを入れる」と目指す打撃スタイルも重なる。同等の体格を携えることで長打力アップを図っていく。

 この日は東京・調布市立国領小学校を訪問して、児童と交流。午後にはG球場での「走りの学校」のレッスンを受講した。現状、外野のレギュラーは白紙の状態。「トレーニングも野球につながるように。バットを振って野球の筋肉をつけたい」。変身した姿で争いを勝ち抜く。(宮内 孝太)

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