21日に東京ドームで「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が開催され、王貞治氏、松井秀喜らゆかりのある人々からお別れの言葉が送られた。

 あいさつの後、「上を向いて歩こう」が流れた東京ドーム。

その後詩人・サトウハチローによる「長島茂雄選手を讃える詩」を読む柔らかな声が響き渡った。

 朗読を担当したのは松嶋菜々子。最後に朗読者の氏名が紹介されると、驚きにつつまれた東京ドームの空気がより熱くなった。

◆詩人サトウハチロー作「長島茂雄選手を讃える詩」

 <疲れきった時/いらいらした時/すべてのものが いやになった時/ボクはいつでも/長島茂雄のことを思い浮かべる/長島茂雄はやっているのだ/長島茂雄はいつでもやっているのだ/どんな時でも/自分できりぬけ/晴れやかな顔をして/微笑さえたたえて/グラウンドを走りまわっているのだ/ボクは長島茂雄のその姿に拍手をおくる/と同時に/「えらい奴だなァ」と心から想う/ひとにはやさしく/おのれにはきびしく/長島茂雄はこれなのだ>

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