第70回京阪杯・G3は11月30日、京都競馬場の芝1200メートルで行われる。

 登録頭数も多くて混戦模様だが、勢いのあるレイピア(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎、父タワーオブロンドン)に期待したい。

前走のみちのくステークスはスタートを決めて楽々と逃げ切った。出遅れてしまった2走前のキーンランドカップを除けば、掲示板を外していない。ここも安定感を武器に重賞Vを狙う。

 エイシンフェンサー(牝5歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ファインニードル)は、今年のシルクロードSを勝ったように、京都の1200メートルは合っている。前走の香港・チェアマンズスプリントプライズでは12着と崩れたが、高松宮記念で5着と能力は高い。仕上がりも良く、反撃が期待出来る。

 昨年のスプリンターズSを勝ったルガル(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ドゥラメンテ)は近走で不振だが、ここ2戦はスタートで出遅れたのが痛かった。3走前の高松宮記念では先行して見せ場はつくれていた。実績的には断然上位の存在で、軽視はできない。

 テイエムスパーダ(牝6歳、栗東・小椋研介厩舎、父レッドスパーダ)は前走のJBCスプリントで大敗したが、ダート適性がなかっただけで度外視できる。今年は復活し、セントウルSでも4着に好走した。まだ衰えはなく、展開ひとつで上位争い。

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