ドジャース大谷翔平投手(31)が25日、自身のインスタグラムで、来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する意向を示した。

 大谷は優勝した23年3月の第5回大会の写真などを添付しながら、「日本を代表して再びプレーできることを嬉(うれ)しく思います」と言葉を添えた。

23年の第5回大会では大会MVPに輝くなど投打でフル回転。決勝の米国戦では1点リードの9回から登板し、当時同僚だったトラウト(エンゼルス)から空振り三振を奪って胴上げ投手になった。

 シーズン開幕前の3月に行われる大会とあって、当初はメジャーリーガーに敬遠されてきたWBC。米国は年々盛り上がりを見せて前回大会にはベッツ(ドジャース)、トラウト(エンゼルス)、シュワバー(フィリーズ)、タッカー(アストロズ)、アロンソ(メッツ)、ゴールドシュミット(カージナルス)らスター選手が出場した。

 第6回大会はさらに“本気モード”。今年4月には2年連続MVPのジャッジ(ヤンキース)が自身の初出場となることを明言。主将にも就任すると、その後ウィット(ロイヤルズ)、ローリー(マリナーズ)、クローアームストロング(カブス)、キャロル(ダイヤモンドバックス)も出場を表明。さらには肩、肘への負担を考慮して出場に慎重だった投手も今季サイ・ヤング賞を受賞したスキーンズ(パイレーツ)、今季62試合に登板したウィットロック(レッドソックス)も出場する見込みとなっている。

 侍ジャパンは、現時点でメジャーリーガーの出場は大谷以外は未定。投手で山本、佐々木(ともにドジャース)、菊池(エンゼルス)、千賀(メッツ)、菅野(オリオールズFA)、松井(パドレス)、打者で鈴木(カブス)、吉田(レッドソックス)がそろい、メジャー移籍を目指す今井(西武)、村上(ヤクルト)、岡本(巨人)らも加われば、最強メンバー結成となる。

 ドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラ、メキシコなどもメジャーリーガーをそろえることが濃厚。これまで以上にレベルの高い「真の世界一決定戦」となりそうだ。

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