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 セ・リーグの新人王はヤクルト・荘司宏太投手が受賞した。チームでは2019年の村上宗隆内野手以来、6年ぶりで、投手からの選出は13年の小川泰弘投手以来、12年ぶり。

 有効投票総数277票のうち、荘司は175票を獲得しトップ。阪神・伊原が44票、中日・石伊が31票、中日・金丸が2票、DeNA・竹田が1票、広島・佐々木が1票、該当者なしが23票だった。

 荘司は「素直にうれしいです。獲得できるのは生涯一度しかないので、取りたかった。自分には自信があった。下積みが長かったので取れて自分の人生の思い出になるし自信にもなる」と喜んだ。

 セガサミーからドラフト3位で入団した今季は、ルーキーながら勝ちパターンの一角を任され45登板全て救援で2勝1敗、28ホールド、防御率1・05をマーク。新人で30ホールドポイントは史上10人目の快挙だった。腰痛による一時離脱からも復活して、シーズン終盤の9月には「最後までやり切って、(新人王に)選ばれればありがたいこと。そこに向かって全力を出していこうと思います」と意欲を示しており、有言実行のタイトル受賞となった。

 ◆荘司 宏太(しょうじ・こうた)2000年5月22日、東京・八王子市出身。25歳。

小学2年で野球を始め、ひよどり山中時代は硬式の昭島リトルシニアに所属。山梨・駿台甲府では甲子園出場なし。国士舘大からセガサミーを経て、24年ドラフト3位でヤクルト入団。172センチ、90キロ。左投左打。今季推定年俸1200万円。

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