◆第45回ジャパンC・G1(11月30日、東京競馬場・芝2400メートル)=11月26日、東京競馬場

 欧州最強馬・カランダガン(セン4歳、仏Fグラファール厩舎、父グレンイーグルス)は、ダートコースを速めのキャンターで調整。変わらず馬体の雰囲気は良く、状態面に不安は感じられない。

同馬を2歳から担当するロベル助手も「緊張を高めるために強めのキャンターをしたけど、非常にいい動きだった。調教師も『動きはフランスにいるときと変わらない』と言っていた」と手応え十分。いいリズムで調整できているようだ。

 その強さは同馬を生産、所有する名門アガ・カーンスタッドの中でも抜けている。同厩舎、同馬主には今年の凱旋門賞馬・ダリズがいるが「カランダガンの方が上」とキッパリ。「英チャンピオンSを勝っているし、2000~2400メートルのどんな競馬にも対応できるので」と大きく胸を張った。

 そして思わぬ“吉兆”もたぐり寄せた。24日、府中の大国魂神社を訪れた同助手は「勝利を願って」と引いたおみくじで、一発で大吉を獲得。天運も味方につけたようだ。05年アルカセット以来、20年ぶりの外国馬制覇へ向けて舞台は整っていく。(角田 晨)

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