スノーボード ビッグエア女子 W杯第1戦・予選(27日、中国・張家口)

 女子予選が行われ、2018年平昌、22年北京五輪代表の鬼塚雅(ISPS)が1本目に89・00点をマークし、予選1位通過を果たした。来年2月開幕のミラノ・コルティナ五輪代表選考が始まった昨季は、開幕前に練習中の転倒があって左膝の靱帯(じんたい)を損傷。

W杯で表彰台に届かず、選考レースでも出遅れた。自身3度目の五輪へ、来年1月までのW杯で優勝など活躍し、逆転代表入りを目指す。

 3月の世界選手権銅メダルで18歳の深田茉莉(ヤマゼン)が1本目に87・00点をマークし、2位で通過した。22年北京五輪銅メダルで、今年の世界選手権金メダル・村瀬心椛(ここも、TOKIOインカラミ)が2回目に86・25点を出し、上々の3位で突破。3度目の五輪を目指す世界選手権銀メダルの岩渕麗楽(れいら、バートン)は、1本目に85・75点をマークし、4位。予選は日本勢がトップ4を独占した。

 初の五輪代表を目指す18歳の鈴木萌々(キララクエスト)は、1本目に72・25点で13位。村瀬心椛の妹で18歳の由徠(ゆら、TOKIOインカラミ)は1本目の21・25点が採用され、27位だった。予選は2本のうちベスト1本のスコアが採用され、31人中上位8人が突破した。

 決勝は、29日に同会場で行われる。

編集部おすすめ