◆第12回京都2歳S・G3(11月29日、京都競馬場・芝2000メートル、良)

 年末のG1や来春のクラシックを見据える2歳馬による中距離重賞は11頭立てで行われ、北村友一騎手が騎乗した9番人気のジャスティンビスタ(牡2歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父サートゥルナーリア)が直線で鮮やかな差し切りを決め、無傷2連勝で重賞初勝利を飾った。勝ちタイムは2分0秒4。

 10月13日の新馬戦(京都・芝1800メートル)を2番手から抜け出して勝利。200メートルの距離延長と相手強化を問題にせず、タイトルを手にした。三木正浩オーナー、吉岡調教師ともに21年ジャスティンロック以来のレース2勝目。

 2着は10番人気のアスクエジンバラ(岩田康誠騎手)、3着は3番人気のゴーイントゥスカイ(荻野極騎手)だった。

 荻野極騎手(ゴーイントゥスカイ=3着)「終始、外を回らされる形で馬には苦しいところでしたが、最後は力で押し切れそうなところまでいきました。よく頑張ってくれました」

 松山弘平騎手(ネッタイヤライ=4着)「今日はハナにこだわりはなく、リズム良くと考えていたんですけど、予想以上にスタートが良く、これなら行かざるをえないとハナへ。強い相手にくらいついてくれました。リズム良く行ければ2000メートルでも問題ないと思います」

 アレクシ・プーシャン騎手(カラペルソナ=5着)「休み明けというのがあったのか、荒れた馬場でバランスを取るのに苦労しました。現状2000メートルはいい馬。走るのは走るのでいい馬ですが、もう少し成長すれば重賞でも走れると思う。もっと成長を待ってですね」

 西村淳也騎手(ウイナーズナイン=6着)「過去の映像を見るに、手応え以上に伸びない馬とわかっていたので、早め早めに動きました。また次頑張りたいと思います」

 坂井瑠星騎手(フリーガー=8着)「初戦から変わりなくきていました。

強い馬相手にいい経験になったと思います」

 団野大成騎手(サトノアイボリー=9着)「背中がいいので、ある程度いい勝負ができると思っていましたが、道中で気の勝ちすぎるところがありました。2着馬の近くにいましたが、現状の力は出せていませんね」

 鮫島克駿騎手(ロックターミガン=10着)「3コーナーの下りを使って、早めに仕掛けましたが、路盤が固くて、ぼこぼこしていたので、脚を取られました。今日は不得意な馬場でした」

 武豊騎手(11着=メイショウソラリス)「前走みたいに楽に先手を取れなかったし、まだまだこれからの馬だと思います」

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