DeNAは3日、前レンジャース傘下3Aラウンドロックのホセ・ルイーズ投手(31)を獲得したと発表した。

 “大谷キラー”がハマのブルペンの大黒柱となる。

12年にパドレス傘下で捕手としてデビューし、16年途中に投手転向。異色の経歴の持ち主は、最速161キロの直球を武器にホワイトソックス在籍時の22年には63試合に登板。19、21、22年には大谷(当時エンゼルス)と計3打席対戦し、投直、空振り三振、投ゴロ併殺打に抑えた。23年WBCにはベネズエラ代表として出場し2勝した新守護神候補だ。

 チームは今季救援防御率がリーグワーストの3・37とブルペン整備が急務。開幕から抑えを務めた入江がシーズン中盤に状態が上がらず、伊勢が代役守護神を務めるなど勝ちパターンを確立できなかった。2日には今季40試合で21ホールドのウィックの退団が明らかになったばかりで、ジャクソン、ケイは保留者名簿を外れて残留交渉中。右腕の奮闘に期待がかかる。

 ◆ホセ・ルイーズ(Jose Ruiz)1994年10月21日生まれ。ベネズエラ出身。31歳。11年にパドレスと契約。

傘下のドミニカサマーリーグ・パドレスで12年から捕手として出場し、16年途中に投手転向。17年にパドレスでメジャーデビューし、メジャー5球団を渡り歩いた。今季はフィリーズ、ブレーブスでプレー。メジャー通算282試合登板で、11勝9敗20ホールド1セーブ、防御率4・62。185センチ、111キロ。右投右打。

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