俳優の山田裕貴が8日深夜、パーソナリティーを務めるニッポン放送の「山田裕貴のオールナイトニッポン」(月曜深夜1時)に生出演。同日午後11時15分ごろ、青森県八戸市で震度6強を観測した地震が発生したことを受けて、約2時間にわたってリスナーを励まし続けた。

 山田の声が不安な人々の心を支えた。深夜1時、アナウンサーが地震情報を伝えた後、山田は「本当にびっくりしました。ニッポン放送もかなりゆれました。横の揺れ方が幅の広いというか、ちょっとイヤな予感がする大きな横揺れを感じました。僕たちは打ち合わせ中で、びっくりしました」と自身の状況を説明した。続けて、北海道・釧路市40歳男性からのメールを紹介。「山田さんもスタッフの皆さんも地震大丈夫でしょうか?北海道もゆれました。どうか安全に放送できますように深夜の山ちゃん(=山田)の声が救いになります」と読み上げ、「心配の夜が続くと思いますけど、僕の声で40歳男性の方を安心させることができているのならば、僕も光栄です」と力を込めた。

 番組では、地震情報を何度も伝え、山田もリスナーのメールを読み続けた。特別番組に差し替わったことで同番組が聞かれず、X(旧ツイッター)のハッシュタグを追ってでも番組に触れようとする函館市在住のリスナーや青森に家族が住んでいるリスナーなど、不安で眠れない人々の“声”を代読。「避難経路を今一度、みなさん確認しましょう。必要以上の買いだめはしないように」「ちょっとでも安心して眠れることを祈っています」「歌はいつでも歌えます。

命は今しか守れません」など、力強く呼びかけた。

 ゲスト出演する予定だったタレント・ウエンツ瑛士の出演は取りやめになった。ウエンツはインスタグラムのストーリーズを更新し「どうか皆さんが少しでも穏やかに過ごせます様に」とつづった。

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