ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す巨人・岡本和真内野手(29)、ヤクルト・村上宗隆内野手(25)の移籍先決定の動きが加速する可能性が高まった。K・シュワバー外野手(32)が5年1億5000万ドル(約235億5000万円)でフィリーズに残留すると9日(日本時間10日)、MLB公式サイトが伝えた。

今季2冠の大物の去就が決まり、日本人大砲の交渉も進展しそうだ。

 岡本の代理人・ボラス氏は「三塁手として見ている球団が多い」と説明。22年オフに1年目の日本人野手としては最高額の5年総額9000万ドル(約124億円=当時のレート)でRソックスと契約した吉田正尚を超える大型契約を期待した。今後は本人を含めて米国本土で面談などによる絞り込み作業に入る。

 村上もマリナーズなどが高く評価しており、ブルージェイズのシュナイダー監督は「(今井を含め)3人とも素晴らしい選手。レーダー(補強対象)には絶対入っている」。争奪戦は激しさを増していく。(中村 晃大)

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