京都市は12日、今年のノーベル化学賞の京大・北川進特別教授とノーベル生理学・医学賞に選ばれた阪大・坂口志文特別栄誉教授に「京都市名誉市民」の称号を贈ることが内定したと発表した。京都市出身の北川氏は京大工学部を卒業し、坂口氏は京大医学部卒業。

ともに京都市に縁があり、今後、市議会の同意を得て、来年2月16日に表彰式を行う。

 1953年に設けられた同称号の対象は、「公共の福祉を増進し、又は学術技芸の進展に寄与し、以ってひろく社会の進歩発展に貢献し、市民の尊敬の的と仰がれる方」と定められている。過去には湯川秀樹さん、田中耕一さん、山中伸弥さん、本庶佑さんら歴代のノーベル賞受賞者や、瀬戸内寂聴さんらが選ばれてきた。

 また、北川氏が在住する大阪・寝屋川市は11日、同市で初の名誉市民に選んだことを発表した。

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