◆第77回朝日杯フューチュリティーS・G1(12月21日、阪神競馬場・芝1600メートル)追い切り=12月13日、栗東トレセン

 デイリー杯2歳S2着のカヴァレリッツォ(牡2歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父サートゥルナーリア)は厩舎のスタイルで土曜日に実質的な最終追い切りを行った。CWコースでブルーアイドガール(4歳2勝クラス)を4馬身追走。

鞍上のアクションに素早い反応を見せ、6ハロン80秒3―11秒8で鋭く伸びてきっちりと併入した。吉岡調教師は「しまいの反応が良かったですし、道中の折り合い、収まりもすごく良かった。時計的にもいい負荷をかけられて、しっかり仕上がりました」と満足そうな表情を浮かべた。

 前走は後方から徐々にポジションを上げ、4角を回って2番手。勝ち馬と接戦の末、頭差の2着に敗れたが、長くいい脚を使って見どころ十分の内容だった。「1回使って安定感が出てきました。阪神は京都よりいいと思うし、より力勝負になった方がいいですからね」とトレーナー。2歳マイル王奪取に向け、態勢は整っている。

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