エンゼルス菊池雄星投手(34)が13日、自身が設立した岩手・花巻市のトレーニング施設「king of the Hill」(K.O.H)で自主トレを公開し、来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に意欲を示した。

 花巻東高の後輩にあたる巨人・西館らとウェートトレーニング、キャッチボール、短距離ダッシュなどを行って汗を流した雄星。

これまで侍ジャパンとは縁がなく、WBC、プレミア12、五輪などの国際主要大会には出場したことがないとあって「小、中、高、大、プロと、いろんなカテゴリーで(日本)代表というのありますけれども、今までご縁がなかったですから、なんとか野球人生の中で1度はという思いは、ずっと持ってましたので、そういうチャンスがあれば、ぜひ前のめりで、考えたいなと思います」と侍ジャパン入りに意欲を示し、「世界一しか目標はないと思いますから、そこに貢献できたらなという風に思いますし、いつお声がかかってもいいようにいま準備しているつもりですから、こればかりは僕がコントロールできることではないですけど、そのつもりで準備したいです」と意気込んだ。

 すでに侍ジャパンでWBC出場を表明しているのは、雄星の花巻東高の3学年後輩にあたるドジャース大谷翔平投手(31)だけ。雄星が侍ジャパン入りとなれば、これまでオールスターなどで同じチームになった経験はあるとはいえ、大谷と雄星が実質的に初めて同じユニホームを着て戦うこととなる。花巻東高に隣接する場所にトレーニング施設を作るなど、母校への思いを持つ雄星とあって「昨日(花巻東の)佐々木監督とご飯行きましたけど、そう(大谷と雄星が侍ジャパン入り)なったらいいよねって話はね、してましたし、『そうなったらチケットを用意しますよ』って話はしました。『いい席取りますよ』って言いました」とうれしそうに明かしていた。

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