2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル)は、松山弘平騎手とコンビを組んだ2番人気のスターアニス(牝2歳、栗東・高野友和厩舎、父ドレフォン)が制覇。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げた元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が14日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)で更新した。

 初めてのマイル戦で勝利をつかんだスターアニスには驚いた様子。安藤氏は「1200mデビューでローテが好みやなかったけど、モマれん競馬を意識しつつ行きたいのを我慢させたことで弾けた」とレースを振り返りながら、「マイルまでは問題ないし桜花賞も意識できる内容で強かった」と将来性についても言及した。

 1番人気で5着に敗れたアランカールについては「馬任せやと進んで行かない。前半押すか我慢して直線勝負に懸けるべきやった。完全にオークス向き」と見解を示した。さらに「負けはしたけどアランカールの落ち着きと、取り付いていく時の脚は一級品。斉藤厩舎で先々楽しみしかない」と今後の成長に期待していた。

 また、1勝馬で2着に健闘したギャラボーグは「1800m使ってきた馬って内容。血統はマイル寄りやけど、センスあるしクラシックの主役級」と高く評価。3着に食い込んだタイセイボーグについては「相手なりにこういうタイプ。枠順思えばやるべきことをやったって3着」と指摘した。

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