◆第77回阪神JF・G1(12月14日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)

 2歳女王決定戦に18頭が出走し、5番人気のマーゴットラヴミー(牝2歳、栗東・小林真也厩舎、父リアルスティール)は8着だった。

 初コンビの武豊騎手は1994年のヤマニンパラダイス以来、31年ぶりの同レース勝利(当時は阪神3歳牝馬S)とはならなかった。

同馬は10月に京都・芝1400メートルで2馬身差をつけてデビュー勝ち。2戦目の白菊賞(京都・芝1600メートル)では3馬身差の圧勝をし、今回がG1初挑戦だった。

 1着は2番人気のスターアニス(松山弘平騎手)で、勝ちタイムは1分32秒6。4番人気のギャラボーグ(川田将雅騎手)が2着。6番人気のタイセイボーグ(西村淳也騎手)が3着だった。

 武豊騎手(マーゴットラヴミー=8着)「イレ込みはまだマシだったし、ポジションも悪くないと思ったけど、最後は余力がなかったですね」

 坂井瑠星騎手(アルバンヌ=6着)「返し馬まではうまくいきましたが、そこからゲートに向かいませんでした。走る方に気持ちを持っていけなかったです。能力は感じたので、そのあたりが改善してくれれば、もっとやれます」

 池添謙一騎手(ショウナンカリス=7着)「前進気勢の強い馬で、折り合いを気にしながら運びました。馬の後ろに入れてからは、いいリズムで走れました。直線に入ってから、思ったよりはじけなかった。距離が1ハロン長いかもしれません」

 松若風馬騎手(レディーゴール=9着)「ロスなく立ち回って、折り合いも問題ありませんでした。まだまだこれからの馬だと思います」

 酒井学騎手(イヌボウノウタゴエ=10着)「ゲートを出てから寄られたり、狭くなったりと色々あったが、レースではいい走りで、リズム良く走れました。

自己条件ならやれてもおかしくない。気持ちの強い馬だと思います」

 和田竜二騎手(スタニングレディ=11着)「乗り味のいい馬です。2戦目で、距離も1600メートルになって、ついていけない感じだったので、早めに仕掛けて(スピードが)乗ってくるかなと思ってたけど、乗ってきたのはゴール前でした。中距離でキャリアを積めば、性格のよさそうな馬なので先々が楽しみです」

  津村明秀騎手(ミツカネベネラ=12着)「課題のテンションが今日はより一層ひどくて、ポケットに入ってG1で時間が長いので入れ込んできました。かなり消費してしまいました。そのぶん、レースで100%の力を出せる感じではありませんでした。それが課題です」

 田口貫太騎手(ローズカリス=13着)「いいスピードがあって、うまくレースを運べました。もう少し距離が短ければ、芝でもやれそうな感じです」

 岩田康誠騎手(メイプルハッピー=14着)「レース自体はうまいし、もっと距離があった方がいいね。おとなしくて冷静。それが一番いいところだと思います」

 藤岡佑介騎手(ヒズマスターピース=15着)「理想は行かせて、その後ろかなと思っていましたが、誰も行きそうにない感じになりました。番手にビッシリ来られてハミが抜けませんでした。もう少し息を入れながら運びたかった。

いい馬ですよ」

 菱田裕二騎手(ラスティングスノー=16着)「いいテンションでレースに臨めました。ポジションもいいところを取れましたが、距離が1400メートルくらいがいいと思います」

 フローレン・ジェルー騎手(アンヘリータス=18着)「スタートも良く、いいポジションにつけようと思ったが、他の馬が来ると波に乗れずついて行けなかった。距離はもう少し短い方がいいかもしれない」

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