第77回朝日杯フューチュリティステークス・G1は12月21日、阪神競馬場の芝1600メートルで行われる。

 上位4頭による争いとみている。

デイリー杯2歳ステークスでは2着だったカヴァレリッツォ(牡2歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父サートゥルナーリア)は中団から差し切った初戦と違い、位置を取って勝ちに行く競馬だった。直線では内から伸びてきた勝ち馬に頭差かわされたが、内容は勝ち馬よりも強かった。前走の経験を糧に、逆転を狙う。

 そのデイリー杯2歳ステークスをレコードで勝ったのがアドマイヤクワッズ(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎、父リアルスティール)。2連勝でともに上がりも最速と、こちらも能力の高さは疑いようがない。勝負強さも魅力だ。

 エコロアルバ(牡2歳、美浦・田村康仁厩舎、父モズアスコット)はサウジアラビアロイヤルカップで直線一気に差し切った。とても届かないと思う位置からの差し切りで、相当な瞬発力がある。

 新潟2歳ステークスを快勝したリアライズシリウス(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ポエティックフレア)は大物感のある走りで2連勝。調教の動きから初めての右回りには多少の不安はあるが、能力でカバーする可能性はある。

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