◆第77回朝日杯FS・G1(12月21日、阪神競馬場・芝1600メートル)

 2戦連続の圧倒的なパフォーマンスで駒を進めて来たリアライズシリウス(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ポエティックフレア)は、今後も含めて楽しみな一頭だ。初戦が7馬身差、出遅れた前走が2番手から4馬身差V。

これまでの相手より大幅に相手は強化される今回だが、出遅れながらも2番手から突き抜けた前走を見れば心肺機能では決して引けを取らない。

 2週連続で津村明秀騎手が騎乗した10日の美浦・Wコースでの1週前追い切りでは、ラストがややはじけ切れなかった印象だが、14日の美浦・坂路では54秒4―12秒3と先週よりも速い時計で負荷をかけられており、これで上向いてくるはず。最終追い切りでしっかりチェックしたい。死角はやはりゲートだろう。練習自体はこなしており、発馬五分以上であれば無傷G1制覇が見える。

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