◆第11回ターコイズS・G3(12月20日、中山競馬場・芝1600メートル)

 新馬戦以降、勝ち星に恵まれていないボンドガール(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ダイワメジャー)。重賞で2着6回の実績がありながら、どうしても勝ち切れないでいる。

近走はアイルランドT9着、エリザベス女王杯11着と大敗が続き、戦績的にはピークを過ぎた印象を受けるかもしれない。

 だが、今回の1週前追い切りは素晴らしい動きだった。序盤はいつも通りかなり頭を上げていたが、直線では軽く仕掛けられて1ハロン11秒6の絶品の伸びを披露。手綱を執った津村騎手は「(ハミを)かむことはかむけど、前走よりいい感じ。マイルならそこまで折り合いも気にならない」と高評価を与え、手塚久調教師も「最近だと一番いい感じ。1着がほしいね」と力を込めていた。13戦ぶりの勝利へ、視界は良好だ。

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