◆第77回朝日杯フューチュリティステークス・G1(12月21日、阪神競馬場・芝1600メートル)

 スペルーチェ(牡、美浦・宮田敬介厩舎、父レイデオロ)は母が2010年の阪神JFなど重賞を3勝したレーヴディソール。未勝利勝ち直後のG1挑戦にはなるが、ポテンシャルはひけを取らない良血だ。

 新馬戦は2着に敗れたが、勝ち馬は次戦でデイリー杯2歳Sを勝って今回も有力馬に挙げられているアドマイヤクワッズ。のちの重賞ウィナーを相手に0秒1差と健闘すると、前走の未勝利(東京・芝1600メートル)は着差以上の内容で順当に勝ち上がった。

 宮田調教師は「前走は三浦騎手が課題を修正しながら乗ってくれて、いい内容で勝ち上がってくれました」とレースぶりを評価した。

 大一番に向けて順調に調整は進んでいる。1週前は美浦・Wコースで5ハロン67秒1―11秒5を単走馬なりでマーク。宮田調教師は「時計のかかる馬場のなか良い動きだったし、ギアを上げてフィニッシュできていた。十分満足のいく動きでした。競馬ぶりも上達しているし、楽しみをもって挑戦できます」期待した。

編集部おすすめ