社会人野球・明治安田(東京)の新監督に同社の本田将章コーチ兼採用担当(40)が就任することが16日までに分かった。岡村憲二監督(51)は退任する。

 本田氏は小、中で所属した奈良・橿原コンドルボーイズでは主に投手で、同学年でチームメートの荻野貴司外野手(前ロッテ)、加治前竜一外野手(元巨人)らと全国優勝。智弁和歌山では甲子園に計4度出場し、2年夏に投手兼野手として準優勝して高校日本代表に選出された。3年春のセンバツでは3回戦の浦和学院戦で須永英輝投手(元日本ハム、巨人)からサヨナラ本塁打を放って8強入りした。

 早大では東京六大学リーグ戦優勝4度、遊撃手として2度ベストナインを受賞した。4年時の07年には1学年後輩の上本博紀内野手(元阪神、現阪神コーチ)、3学年後輩の斎藤佑樹投手(元日本ハム)らと33年ぶりの全日本大学選手権優勝。明治神宮大会では準優勝し、卒業後は明治安田生命(現・明治安田)に進んだ。

 同社では9年間プレーして10年から14年は主将。16年に現役引退後は助監督やコーチを務めてきた。これまで選手、指導者として計5度の都市対抗出場、7度の日本選手権出場経験がある。

 明治安田は今季、3年ぶりに都市対抗予選で敗退して本戦出場を逃した。11月の日本選手権では7大会ぶりに初戦突破して2回戦に進んだ。来季は立大で東京六大学3冠王の山形球道外野手らが新加入予定となっている。

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