2歳マイル王を決める朝日杯フューチュリティステークス・G1(12月21日、阪神競馬場・芝1600メートル)は、クリスチャン・デムーロ騎手とコンビを組んだ2番人気のカヴァレリッツォ(牡2歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父サートゥルナーリア)が制覇。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げた元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が21日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)で更新した。

 前走のデイリー杯S2着から見事に巻き返したカヴァレリッツォが勝利。安藤氏は「最後あの脚やから馬も強いけど、クリスチャンが折り合い重視で我慢して、直線はルメール目掛けて見事な進路やった」と鞍上の手腕をたたえた。

 5番人気で2着に粘り込んだダイヤモンドノットに関しては「道悪巧者なんやね。スイスイと楽に進んで行っとった」と馬場適性を指摘。さらに3着に敗れた1番人気については「反対がアドマイヤクワッズ。あの手応えでエコロアルバを捕らえたんやから能力的には双璧」と見解を示した。

 また、前日最終オッズでは1番人気ながら、当日は4番人気で5着に敗れたリアライズシリウスについても言及。ゲート入りに時間を要したように、「スタート前があのメンタルやし、出てからもリカバリーに脚を使っとるからね。G1メンバーに入るとやっぱり気性面が課題」と指摘している。

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