レッドソックスの吉田正尚外野手(32)が21日、都内で日本航空が開催した約60人の小学生を対象とする野球教室に参加した。

 3年連続3度目の実施となったこの野球教室。

1年前は右肩手術直後だったとあって打撃や守備のデモンストレーションはできなかったが、この日はティー打撃で力強いスイングを披露するなど、一緒になって汗を流し「きょうはみんなと一緒に楽しく体を動かせて、子供たちも笑顔でよかったです。素直な表情、言葉をいただくと、自分自身も昔を思い出して、こういう時代もあったなとそんな時間を過ごしました」とうれしそうに振り返った。

 たびたび出場に意欲を示している来年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)については「言えることはない」と前置きしながらも「準備はしていますし、それはWBCあるないに関わらず、来年に向けてしっかり調整している。いろんなタイミング、時期が来たらだと思います」と説明。出場へ向けても「そういう話は井端監督としているので時がたてば」と前向きな姿勢を改めて口にした。

 WBCの大会の意義についても「子供たちに目標にしてもらえるような大きな舞台だと思う。それが日本だけでなく世界の大きな大会なので、素晴らしい大会だと思います」と話した。吉田は23年の前回大会に出場し、準決勝のメキシコ戦で値千金の同点3ランを放つなど4番にも座って大会最多13打点をマークする大活躍。今季は昨年シーズン終了後に右肩手術を受けた影響でメインは指名打者だったが、侍ジャパンではドジャース大谷翔平投手(31)が指名打者に入ることが確実で、侍入りするためには守備につけるかがひとつの判断基準となりそうだ。

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