◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)

 今年の有馬記念・G1(28日、中山)では、この秋の大ヒットドラマにちなんだ企画「有馬のザ・ロイヤルファミリー」で連日、特集する。第1回はメイショウタバルで、同一年春秋グランプリ制覇を目指す武豊騎手(56)=栗東・フリー=にスポットライトを当てる。

 

〈ファミリーは騎手や調教師ずらり すごいの一言〉

  武家の家系図を見ると「すごい」のひと言に尽きる。父・邦彦さんに、弟・幸四郎調教師、はとこの英智調教師など、よく知る名前ばかり。他の親族にも騎手や調教師が多く、これこそ“競馬一家”だ。

 名字よりユタカと呼ばれることが多い武豊だが、実は「豊彦」が名前の候補にあった。曽祖父が彦七、祖父が芳彦、父が邦彦。3代に渡り「彦」がつくが、武豊の長兄、次兄にはつかなかったため、祖母は「次に男の子が生まれたら『彦』をつけたい」と願っていたという。「『ひこにゃん』って呼ばれてたかも(笑)」。私は邦彦さんにお会いしたことはないが、このジョークセンスも武家に代々伝わるものなのか? と考えてしまった。(水納)

〈妻・量子さんもドラマのファン〉

 14日に最終回を迎えたTBSテレビの日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」。第1話に本人役で出演した武豊は「競馬を普段、全然見てない人も見てる。そういう人からの連絡が多い」と反響の大きさを実感している。

 妻・量子さんもドラマのファン。

「うちの奥さんだって、めっちゃ見てるもんね。毎週、2~3回見てる。『庭先取引ってこういうことなんや』とか言ってる(笑)」と明かす。また「秋の園遊会」に出席した際も、皇族の方から「ドラマにもお出になられて」と声をかけられたという。競馬サークルの内外で、多くの人を魅了した作品だ。

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